山麓にて

お兄さんチームと全力疾走の少年たち。移行先はプロフみてね!きっと大丈夫!

20年目に突入した5人と『彼方へ』にありがとうを伝えたいだけ

 

 

嵐、19周年おめでとうございます。20周年イヤーに突入、Yeah!

ずっと5人で歌い、踊り、笑い続けてきてくださり本当にありがとうございます。これからもどうぞ、5人で好きなことを、好きなように巻き起こしてください。

私はそれに必死についていくだけです。札をいつでも出せるよう準備しながら。

 

 

11月3日という一つの記念日に、せっかくだから何かしようと思って考えること幾日。

君のうたとカップリングを聴き、VSを見て、夜会を見て、神楽坂を見て、ニノさん見て、ラグビーを見て、動物園を見て、しやがれを見て、カップリングを聴いて、まなぶ見て…zero見て…ぐっすぽ見て…VSみて…、気づけば11月…

全く思いつかなかったのである!

こんなに考えたのに、全く思いつかなかったのである!!!

(嵐忙しい!!!!たのしい!!!!!うれしい!!!!!) 

 

そこで かなり 少々焦った私は、お得意のもったいない精神でぱっと思いついた案を採用することにした!

ちょっと前についったーで断片的に呟いた『彼方へ』に対する私の思いを、ここできちんと文章化してやろうと。

 

みんな、知ってる?『彼方へ』って曲、知ってる???知ってるよね~~~~!!!じゃあこの曲が超超超超超エモーショナルなの知ってる……ね~~~知ってるよね~~~~~!!!

ちなみに私はイントロからの「Sing forever」「Evermore」のところで数十回、5人のソロパートで一万回くらい昇天するんですけど、みんなはいかがですか?

 

てことで、

の3本立てです。ドウゾ!!!

 

デビュー日という、自分の誕生日よりワクワクした気持ちで迎えるこの日に、「ありがとう」と「おめでとう」をたっぷり込めて。

 

 

 

 

 

彼方へ

『「untitled」』Disk1、12曲目(2017年10月18日発売 )

 

 

せっかくなのでツイートをちょいちょい挿みながらいきます。

というかツイートの付け足しになりそうかな。

ちなみに日本語クッッッソ下手です。読みにくいだろうけど、頑張って!!

 

 

 

 

  

私が如何にして『彼方へ』を聴くとすぐにしぬ『彼方へ』だいすき人間となったのか

 

さて。

『「untitled」』を手に取り、初めて『彼方へ』を聴いたとき、あなたは何を思い、何を感じましたか?

………そうよね、わかる。めっちゃいい曲よね。私もいい曲だと思った。絶対思った。

 

でも、それ以上に「なんて寂しい曲なんだ」と思ってしまった。

アルバムのラス前曲。もうあと一曲しかないとい寂しいという感情が入ってしまい、きちんと曲を聴けなかった…聴かなかった…。ごめんなさい…

更には次曲の『Song fo you』の10分以上の大作が衝撃的すぎるあまり、私の中で『彼方へ』は「untitled」に収録されている一曲、それ以上でもそれ以下でもない、という微妙な位置に収まってしまった。ごめんなさい…

 

そんな状態で、幸運にも参戦できた「untitled」コンサート。

私はそこで、『彼方へ』の魅力に取り憑かれ、櫻井さんの言葉を拝借するのであれば、”ガッツリ心頂かれちゃった”のである。

 

皆様、「untitled」コンサート円盤はご覧になりましたか?

(いつの間にか発売から半年近く経っているという事実に驚きを隠せない) 

(見ていないというのであれば、早く見なさい。これはお願いでも命令でもない。嵐ファンとしての、あなたの使命である。) 

 

コンサート終盤も終盤。

証明が落とされ、ペンライトも制御され、作り出された暗闇。

そんな中、地上から淡く暖かな光が放たれ、始まる『彼方へ』の物語。

表紙を開くときのワクワク感と、夜明けの静寂のなかで次々と生き物が活動し始めるような生命力を感じさせるイントロ。

そこに交わる大野さんの宇宙まで響き渡るような「Sing forever」。櫻井さんの山の向こうまで響き渡るような「Evermore」。

そうして、5人の乗ったトロッコはメインステージに向けてゆっくり進む。風っ子のソロリレーと共に。

相葉さんのソロの途中から登場するのはスネアドラムでしょうか?未来へ向かって歩き出したいんだけど、様々な不安や恐れにより一歩が踏み出せないでいる……、そんな人がいたら、このスネアドラムのリズムと響きが、きっとその一歩を踏み出す力を与えてくれる。

続く、サビ。山のソロリレー。 そして。

ロッコがたどり着いた先、メインステージで物語はクライマックスに。

キラキラ舞う銀テの向こうで、お互い見つめ合い、笑い合いながら(そして少し照れながら)「Don't stop music」と歌う姿からは、音楽だけでなく、様々なものに対する情が溢れ出ているような。

 

ああ、いいなあ。 

 

コンサート、いくつも胸を打たれるポイントがあるセットリストでした。

Attack it!、UB、Song fo you、その後の「未完」。合間のjunctionも。

(Attack it!、当時会場入りできなかった身としてはマジでやばかったのである。鼻血出るかと思った。血圧跳ね上がった。)

 

でも、この『彼方へ』の持つ力は異常だった。胸を打つどころか身体に電気が走った感覚。動悸。そのエネルギーを前に、私はペンライトを握りしめ、魅入るしかなかった。

 

はじまりの5人の位置、その後の動線。照明演出。歌声。表情。ファンの歓声。

ステージを構成する全ての要素が、『彼方へ』の曲自体が持つエネルギーと喧嘩することなくがっちりと合わさり、そのエネルギーを増幅させていた。それはもはや、空間演出というより、空間とそこに居合わせた数万人を支配していて……。

そう思ってしまうほどに、あのたった数分間が持つエネルギーは異常だった。(伝わる?)

 

そのエネルギーに魅せられた私。

両隣にいる弟と母の存在を忘れ、ペンライトは握りしめたまま、5人がばいばーいと手を振る様子を、 5階席からただただぼーっと眺めていた。

 

なに、これ、しらない。これまで「untitled」の何を聴いてきたの?なんじゃこの、この曲!!!!!

そんな感じでアワアワしていたらいつの間にか終演を知らせるお姉さまのアナウンスが流れ。

コンサート会場からの帰り道が、こんなに複雑なことってあるだろうか。楽しかったという高揚感と、終わってしまったという喪失感。そこに「早く帰って『彼方へ』を聴きたい」という期待も存在して。

それはもうフクザツよ。 なんせ、たくさんの寂しさのなかに、楽しみがちらついていたんだから。

 

そうして、帰宅後。ディスクをセットして、再生して。

はじめて”ちゃんと”『彼方へ』を聴いて。

その魅力に囚われ、次の日もそのまた次の日も、ずっとずっとリピートし続け……。

 

いつの間にかこの曲が宝物になり、いつの間にか毎晩歌詞を見ながら曲を聴くことが日課になり、いつの間にか『彼方へ』を聴くとすぐにしぬ、『彼方へ』だいすき人間となったのでした。

ちゃんちゃん。

 

 ~①、完~

 

 

 

 

 

 ~MC~

はい座って。お疲れ様です。どうぞ、これ、粗茶ですが。

そう、もう困ったよ。こんな感じで『彼方へ』が大好きになっちゃって。松潤の演出にまんまと仕留められて。でもまあ、よくある話よ、コンサートでその曲の新たな魅力に気付くことなんて。わたし的には『マダ上ヲ』『抱擁』『Lucky Man』『マイガール』『CARNIVAL NIGHT part2』『イチオクノホシ』『モノクロ』あたりがそれに当てはまるんだけど。うん。『彼方へ』、追加されました。

松潤の……その構成力とスケールのでかさとメッセージ性にいつも驚かされます。……けど、大丈夫?ちゃんと弟子いる?その得てきたものを後世にのこす準備してる?あなたのその現状に満足せず貪欲に成長し続けようとするマインドとこれまで吸収し蓄え研ぎ続けてきた膨大な知識と鋭い感性を引き継ぐ人はいる?……そういえば誰かいたよね……、MADEだっけ、宇宙だっけ……?どこかにいたはず。ムービングステージで特許取らなかったあなたならそのノウハウの価値気づいてるよね?大丈夫?別事務所のコンサートでムビステ見てじ~~~んとした私がいるよ?お得意の「おれべつにすごくないから」論もってこないよね?大丈夫だから、頼むから大切にしてね。

 

…みんな大丈夫?ついてこれてる?

私のめちゃくちゃな文章には慣れた?大丈夫かな?

じゃあ、、始めてもいいかな?

よくよく考えたら①なんて私以外にとって一番どうでもいいことじゃん?はじめましての人間の初恋話聴いてもつまらんやん?それと同じようなことをしてしまっているわけですよ、私。

でも、そのまま行くぜ!!!!!過去は振り返らないぜ!!!!!一番話したかったことは次だぜ!!!!!

…大丈夫??誰かいる??読んでくれてる人いるかな??いたら嬉しいけど。

今から5人のソロパートについて ちょっとだけ 喋るよ?一番話したかったことは次だからね???大切なことだから二回言ったかんな!!!!!はしもとか~~んな!!!み~ずき!!!

 

ハイMC終わり!!!!立って!!!ペンライト持って!!!HEY!!

では中編、スターティン。

 

 

 

 

 

”Because you are…”とは何か ~ソロパートの歌詞の親和性

 

ではまず、松本さんについて。

 

地平へと続く夢 朝焼けが染まってく

We get a place to be 見果てぬ景色 望む瞳

 

好きです。 特に「We get a place to be」が好き。ちなみにラストの「素晴らしいこの世界」はもっと好き。「世界」の音の抜き方がすっごい好き。

いつのまにか、あま~い歌声にカカオ成分が加わっていた。甘く温かく、どこか揺らぎのあった歌声に、いつの間にか深みが加わっていた。(そうか、『パレット』で「そんな気持ちの精一杯」と精一杯歌っていた彼は、もう大人になったのか。)

 

 (1カ月とちょっと前のツイートだけど、改めて読むとだめね、恥ずかしいね)

 

「きっと夢が叶うところ…」

恐らく、5人の中で一番デビューに対し前向きだった松潤。当時からクリエイティブでいろんなことに積極的だったと、簡単に想像できる。

ならば。

あのハワイで、フェリーの上で、これからについて考えたはず。夢、目標、希望ーーー

きっと、とても貪欲だった16歳。今も、貪欲な35歳。

 

デビューしてから、今まで。松潤はいくつ夢(目標)を叶え(達成し)、いくつ新しい夢(目標)に向かって走り出しただろうか。

目標の地に到達し、次の目標へ。そうして一歩ずつ確実に進んでいき、成長していき、地平へと向かう。その地平にはなにがあるのだろうか。そこから何が望めるのだろうか。

肝心のその向かう先の地平は、朝焼けで眩んで見えない。でも、絶対的にその地平は明るい。眩しいくらい明るい未来が待っている。

明るいよ、松潤。大丈夫。あなたが前を向いて、考えて考えて考え抜いて進むと決めた、その先は明るいよ。

 

ちょっとこのツイート、全体的によくわからない…。

 

「We get a place to be」、行きたい場所にたどり着く、といったニュアンスでしょうか?

たどり着いたいくつもの地から見えた様々な景色は、松潤にはどう見えたのだろう。そこから何を感じとったのだろう。

彼は、そこで得たものをきちんとわたしたちに伝えてくれる。嵐を通して、歌声を通して、コンサートを通して。

そして、彼は、これからもまだまだ先の地平を望むのだろう。あの純粋な瞳で。貪欲な瞳で。新しいことを。より魅力的な嵐と自分を見つけるために。

ほら、すーぐこーやって訳わからないこと言うんだから…

 

 

伝わった??????

あっ……

ごめん…読み解いてください…

 

 

 

 

 

お次、相葉さん。

 

誰しもが ただ1つ 名授かった日から

胸を打つ音色 呼応して奏でるフレーズ

 

すきです。相葉さんの歌声は、本当に不思議だ。甘く、本能に響く声。男くささもちゃんとある。透明感というよりは、ふんわり、ふんわり、わたあめみたいな。そしてとても人間らしい歌声。優しい相葉さんのその優しさを、そのままぎゅっと歌声にしたような。

 

さあ、歌詞に移ろう。

大変だ。これは大変だ。だってあの相葉さんが”命と名前”について歌うのだ。動物と共に生きてきて、動物の番組を持ち、獣医の役を演ずる相葉さんが。

 

わたしたちはただひとつの名前を持つ。もちろん、あだ名やハンドルネームなど、”=私”の名前はいくつも存在するだろう。でも、”私”の名前はひとつだけ。(それは人間だけではなく、犬も、猫も、ハムスターも。)

産まれた瞬間、わたしたちは名前のないただの赤ちゃんだ。親から名前を授かり、そこで初めて”私”の物語が始まる。たった1回きりの"私"の物語。

ペットショップのケースの中にいる犬は、名前のないただの犬だ。家族として迎え入れ、”ポチ”と名前をつけることで、わたしとポチの物語が始まる。

物語は命が産まれた日ではなく、名前を授かった日から始まる。わたしとあなたの物語は、産まれた日ではなく、出会った日に始まる。

 

 

 ”胸打つ音色”は、心臓の拍動だろう。どっ、どっ、どっ、どっ、どっ、という、あの心臓の音。その拍動は、bpmという単位で表すことができる音楽のテンポと同じ単位で。

「どっ、どっ、どっ、どっ、どっ、」テンポジュースト音楽がはじまる。

 

5人の歌声と踊る姿に強く惹かれた。その時に感じた「どっ、どっ、どっ、どっ、どっ、」。

そうして私の"私と嵐の物語"は始まった。

 

 

 

 

 

 

次、二宮さん。

 

出逢えた悦び 感じ合い

さぁ 世界の最果てまでも響かせそう Wow

 

すきです。なんだろう。あなたはその表現力で歌声まで操ってしまうのか。だから…なんだろう、説明しにくい。いろんなニノミーがいる。地声で高音をだせちゃうもんだから、高音にもいろんなニノミーがいる。いろんなニノミーを楽しめる。

 

ニノミーの歌詞に関しては、”悦び”、ここに尽きる。そして以下のツイートですべて説明したと思っている。

 

 

 

4人に「嵐の中でいちばん寂しがり屋なのは?」という質問をしたら、きっとニノミーに最低2票は入るだろう。(櫻井さんと相葉さんから。大野さんは松潤を選びそうだ。そんな松潤は、自分自身を。)

私は勝手に、ニノミーは「寂しさってなに?」って言いながら寂しそうな顔をする人間だと思っている。

そんな”あまのじゃく”という言葉がぴったりなあなたが、楽しそうに歌う。じゃれあいながら、ちょっかいをかけながら。 

心から湧き上がる悦び、出会えてよかったという悦びを。

 

本当かな。

本当だろうな。

このパートの歌声と、最後のあの銀テの向こうで微笑む姿を見れば、疑いたくないなって思うよ。

 

 

 

 

 

次、櫻井さん。

 

今日の陽が昇るまで 音楽がコトバ以上

真心伝うこと 幾度となく見てきた

 (歌声に関しては触れると止まらなくなるので割愛)

 

松潤のところに載せたツイートでもちょろっと触れています。

恐らく、詳しく説明する必要はない。櫻井担であれば既に思っていることだろうし、きっと担じゃなくてもなんとなく感じているだろうし。

 

 140字でよく説明した、私。自分で褒める。よくやったぜお前!!!

 

ラップで、報道番組で、バラエティ番組で、雑誌で。櫻井さんはいつでもどこでも、自分の言葉を大切にし、言葉の力を信じている。時には親友のように、時には武器のように。5人の中でいちばん言葉と向き合ってきた。大切にし、責任を持ってきた。 

そんな櫻井さんの言葉を私たちは享受してきた。その言葉に支えられ、励まされてきた。

 

なのに。それだけ言葉を大切にしていている彼でも、言葉では伝わらないことがあるんだと。

言葉よりも、音楽が、人の心を動かすこともあるんだと。

 

「たまに」ではなく、「何回も」。

「ずっと昔から」、「今に至るまで」、「きっとこれからも」。

音楽にはそんな力あるんだと……

 

しかも彼は、その事実を、あんな、愛おしいものを見るような…あんな表情で歌うのだ…まるで「そんなこと、知ってるよ」と……「そんな当たり前のこと、今更騒ぐことじゃないでしょ?」…なーんて、美しくお手を振りながら。

そして、きっとその表情の裏には、ちゃんと悔しさが隠れているのだろう。

 

 

 

 

 

 

ラスト、大野さん。

 

互いの思いを信じ合い

そう 未来は絶えず変わり続ける ”Because you are…”

  (歌声に関しては触れると止まらなくなるので割愛)

 

ソロパート歌詞の中で、唯一ここだけが引用符と三点リーダーを用いてその先を隠している。そこに隠されたメッセージは何なのか。

  

有名なフレーズがある。

「I love you, because you are you.」

あなたを愛しています。なぜならあなたがあなただから。

直訳したら、こんな感じです。

このフレーズが伝えたいことは、「あなたはあなたのままでいいんだよ」ということ。どんなあなたでも、わたしはあなたのことが好きだよ、と。

 

"Because you are…"の”…”には、きっと”you”が入る

 

「変わり続ける世界の中で、

 あなたはあなたのままでいいんだよ」

 

 

 

しかも、この言葉を、他の4人ではなく大野さんが伝えてくれるのである。

あの、大野さんが。

 

 

 あの、ブレない大野さんが。テレビでも自分のペースを崩さない大野さんが。

「いいんだよ、そのままの君でいいんだよ」と、そう伝えてくれる。

(わたしたちも、つたえたいよ。そのままの大野さんでいいんだよ。ありのままの今の大野さんを応援するよ。好きなように好きなことをやっていいんだよ。釣りでも、絵でも、船でも、なんでも、あなたの好きなことを、好きな人と、好きなようにやっていいんだよ。)

 

 

 

 さて、"Because you are…"に関してはもう一つ。

 

 

嵐デビュー曲、『A・RA・SHI』の有名すぎるフレーズである。

 

You are my SOUL! SOUL! いつもすぐそばにある

 

未来は変わり続ける。どんな未来でも、どんな形でも、いつも嵐はすぐそばに。すぐそこに。

 

~②、完~ 

 

 

 

 

 

 ③

『かなたへ』

 

(ここでリモコンの ❘◂◂ボタンを押す)

"Because you are…"のふたつの案を踏まえた上で、冒頭に戻りましょう。

大野さんの宇宙まで響き渡るような「Sing forever」。櫻井さんの山の向こうまで響き渡るような「Evermore」

 

 

ツイートでは”ふたりが向かい合って”と書きましたが、ふたりに限った話ではなく。

5人で向かい合ってかもしれない、嵐とファンが向かい合ってかもしれない。

 

そんな感じで、『彼方へ』は、だれかと向かい合い、見つめ合いながら、「ずっと歌い続けようね」「ずっとね」と、”夜明けの静寂のなか”で、まるで何かに誓うように、祈るように、始まる。

 

思えば、この曲のタイトル、『彼方へ』。

何も考えず、そのまま読めば『かなた・へ』

 

かなた 【彼▽ 方▽ 】
( 代 )
遠称の指示代名詞。
① あるものを越して、話し手から遠く離れた先の方、またはその場所をさす。むこう。あなた。 「海の-の国」 「二万光年の-の星」
② 現在から遠く隔たった過去および未来をさす。 「歴史の-」

三省堂 大辞林 より引用>

 

うんうん。過去から今、今から地平へ。「今までも、これからも音楽は終わらない」、『かなた・へ』。ぴったりな曲名だ。

 

でも、でもね。

 

 

『あなた・へ』とも読めちゃうのである。

 

あなた 【〈貴方〉・彼▽ 方▽】
( 代 )
① [2] 二人称。 《貴方》
㋐ 「きみ」の軽い尊敬語。やや気がねのある、ある距離を置いて接する場合に同輩または同輩以下の人に対して用いる。普通、目上には使えない。 「 -はどうなさいますか」
㋑ 親しい男女間で相手を呼ぶ語。特に、夫婦間で妻が夫を呼ぶ語。 「 -、ご飯ですよ」 〔相手が女性の場合「貴女」、男性の場合「貴男」とも書く〕
② 三人称。「あの人」の尊敬語。あの方。 《貴方》 「 -は番町さんといふおかただ/洒落本・遊子方言」

三省堂 大辞林 より引用>

 

ちょっと考えてみれば思いつくことなんだけどね……、うん。

 

 

……そっか。

この曲は、「ずっと歌い続けようね」に「ずっとね」と返してくれる、そばにいる「あなたへ」の曲でもあったのか。

 

アルバムリリースから1年経って、ようやく気付けた。

(気づいていた人がいたのなら、早く教えてくれよという思いでいっぱい)

 

なんて素敵な曲なんだろうな。気づくの遅くなっちゃったよ。

 

~③、完~ 

 

 

おしまい!ここまで読んでくれてありがとう。『彼方へ』の魅力、少しはあなたに伝わったかな?もしほんのちょっとでも伝わったのなら、私はよろこんで飛び跳ねること間違いなし。

本当に、ありがとう。せくしーさんきゅー!

 

 

 

 

 

~アンコール~

「untitled」コンでは、『彼方へ』がアンコール最後の曲でしたね。

アルバムで『彼方へ』を聴き、感じた寂しさ。アルバムが聴き終わってしまうという寂しさを、コンサートでも同じ曲で感じることになった。

そう、つまり、いつも以上にその喪失感を感じる羽目に……(もう苦笑いよ)

 

イントロが始まり、暗闇から現れたトロッコがメインステージに向かう様子を見て……、まあ、察するよね。「ああ、コンサート、終わるんだ」と。「もう終わってしまうのか」と、一気に寂しさが増して。

 

でも、でも。

暗闇から抜けた先、明るいステージで嵐が最後に笑顔で伝えてくれたことは、「音楽は止まらない、物語は終わらない」

 

これからも5人が、歌い続け、歩み続けるというのだ。

変わり続けるけど、変わらない5人で。

ありがたいことに、私たちも一緒に。

 

嵐が『彼方へ』という楽曲を通して、そんなメッセージを伝えてくれるのであれば。私はもう、笑顔で会場を背にし、歩き出すしかない。

 

この凄まじいエネルギーを持つ空間に、また居合わせれるよう祈りながら。

私は今日も嵐曲とともに生きよう。

 

5×20 and more、当選を祈る。共に。

 

 

 

 

 

今年もありがとう。これからもよろしく。そう言える幸せ。

5人のおかげで、私は基本的に幸せだ。

ありたっけの拍手と共に、おめでとうとありがとうの花束を。

 

2018.11.03 嵐デビュー19周年目に捧ぐ

 

P.S. ブログはじめました